流行の「クラシックスーツ」の特徴とトレンドに合わせたYシャツ選び

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流行の「クラシックスーツ」の特徴とトレンドに合わせたYシャツ選び

流行の「クラシックスーツ」の特徴とトレンドに合わせたYシャツ選び


ファッションをこよなく愛する方にとって、常に変化し続けるトレンドにはしっかりとアンテナを張っておきたいもの。
2017年以降のスーツファッションについて見てみると、1930年代の英国風スーツスタイルを復刻した「クラシックスーツ」が流行の兆しを示しています。
クラシックスーツとはどのような特徴を持った洋服なのでしょうか。

今回はスーツファッションの流行となりつつある「クラシックスーツ」の特徴を解説しながら、スーツの魅力を最大限引き出すワイシャツの選び方をご紹介していきます。

クラシックスーツが持つ3つの特徴


 肩口や胸元の男性的な「シルエット」
クラシックスーツを見て一目で分かる特徴として、男性的なシルエットが挙げられます。
肩口に綿を詰め込んで勾配を付けたショルダー加工や、胸元が膨らんで見えるドレープ(生地のたわみ)など、シルエットが逆三角形状になるように特別な縫製が施されてます。
これまで流行してきたイタリアン系スーツとは全く異なるコンセプトで作られているので、スリムスーツなどと見比べても線が太く、より力強い印象を受けるでしょう。

 ディティールの特徴:「幅広ラペル」
“歴史的に由緒ある”クラシックスーツの特徴は、襟元を飾る「ラペル」にも見てとることができます。
ラペルとは、ジャケットの胸元に付いた「下襟」のこと。首回りを覆う帯状の「カラー」から続く三角形のパーツで、元は乗馬用の風防としてつけられていました。
この風よけ用ラペルは近代になるにつれて退化し、横幅が細く、角も丸みを帯びた物になっていきます。
クラシックスーツは紳士服としての原点に立ち返り、ラペルの横幅が広いものが一般的です。

 ジャケット・ベスト・ボトムスの三つ揃い「スリーピース」
クラシックスーツをお求めになる場合、ジャケット・ベスト・ボトムスで構成される三つ揃いのスーツ、「スリーピース」として販売されていることも少なくありません。
ベストを含むスリーピースは、スーツ全体が同じ系統の柄で統一されるため、着る人の存在感を引き立てます。
その一方、ジャケットを脱ぐ春夏シーズンにも着られるので、使い勝手も失っていません。

クラシックスーツの魅力を引き出すYシャツ選び

裾の種類に合わせたYシャツの着こなし方


クラシックスーツの魅力を最大限発揮するために、小物やシャツの選び方にも趣向を凝らしてみてはいかがでしょうか。
昨今需要が高まっているクールビズの影響を受け、市販のYシャツでも「ホライズン」「カッタウェイ」といった開襟向けのシャツが増えています。
クラシックスーツはネクタイを締めることを前提として作られているため、Yシャツも正統派の「セミワイド」や襟先の丸い「ラウンド」といったカラーデザインが似合います。

約80年前の「クラシック」を再現したスタイルとはいえ、現行のクラシックスーツは流行に合わせてグレードアップされています。
現代的なクラシックスタイルを楽しむためには、Yシャツやネクタイなどを新たにお求めになっても良いかもしれません。
さまざまなアイテムを取り入れながら、スーツスタイルを楽しんでいきましょう。

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