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カジュアルシャツに利用したい生地4選【春夏編】

カジュアルシャツに利用したい生地4選【春夏編】

カジュアルシャツを選ぶ際に考えるポイントはさまざまありますが、これからの時期は気温や湿度が高くなり、春夏用のものを選ぶことが多くなります。
季節に合わせたシャツを求めるときは生地選びが大切です。

シャツの生地はバリエーションが豊富で、それぞれ着心地を考えるうえでも必要な特徴を持っています。
春夏に合ったカジュアルシャツの生地とはどんなものでしょうか。4つご紹介いたします。

通気性の良いカジュアルシャツ「オックスフォード」

オックスフォードシャツはその名前の通りイギリスのオックスフォード由来の綿を主体に織り込んだ「オックスフォードクロス」で作られたシャツです。
日本でも人気の高いボタンダウンシャツによく用いられており、カジュアルシャツの定番と言えるでしょう。

「斜子織り」という織り目がはっきりして若干の隙間がある折り方をしているため通気性が良く、しわになりにくいという特性を持ちます。
肌触りが良く吸湿性も優れているので、春夏におすすめの生地です。
白や青色が王道のカラーなので、春夏の季節に合った明るく爽やかな印象を与えてくれます。

心地良い着用感が魅力のシャツの素材「リネン」

リネン素材のシャツは亜麻を原料として織り込んで作られています。
吸水性や発散性が高く風通しも良いため、汗や湿気に悩まされる日本の夏にぴったりの生地です。

比較的乾いた肌触りで独特の着心地を持っています。
また汚れが落ちやすい繊維をしており、洗濯を重ねる度に風合いも増すので、長く着用できるカジュアルシャツでしょう。

清涼感と上品さを持つシャツ「ローン」

ローン生地は薄めに柔らかく平織りされているもので、織り目の密度が粗いため若干透けることがあります。
肌触りはとてもしなやかで麻の風合いも持たせているため、さらりとした上品さを感じることができます。

生地が薄いのでしわにはなりやすいですが、通気性は抜群で暑い夏にはもってこいのカジュアルシャツです。

生地が薄く通気性に優れたシャツ「ボイル」

ボイル生地はローン同様に生地が薄いので透き通った印象を持つのが特徴的です。
経糸と緯糸の2本の糸を使ったものを「本ボイル」、経糸のみを使ったものを「半ボイル」と言います。

ボイル生地はローン生地よりも撚りを強くしているため、コシがあり手触りがシャリシャリとしている「シャリ感」もあります。
通気性に優れておりドライなシャツに仕上がっているので、夏真っ盛りにおすすめのカジュアルシャツです。

春夏にあったカジュアルシャツを着こなそう

春夏にあったカジュアルシャツを着こなそう

色んなシーンで重宝するカジュアルシャツにはそれぞれ特徴が異なる生地が多くあります。

それだけにデザインだけでなく、春や夏といった季節感に合った生地もシャツを選ぶうえで重要です。
季節に応じて自分のお気に入りの生地を見つけるとカジュアルシャツの着こなしにもまたひとつ面白みが増すのではないでしょうか。