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シャツの襟の種類をおぼえて、もっとおしゃれを楽しもう!

シャツの襟の種類をおぼえて、もっとおしゃれを楽しもう!

シャツを選ぶときには生地やサイズ、色やフィット感など見るべきポイントはいろいろあります。
そのなかで「襟」もシャツ選びに欠かせない要素のひとつです。

襟は顔に近い場所にあるため、襟の種類によって顔の印象が変わることもあります。
今回はコーディネートに活用できる知識として、襟の種類をご紹介します。

襟の各部分の名称

襟の各部分の名称を知っておくと襟の種類を見分けやすくなりますし、お店にも確認が取りやすくなりますので、ぜひ覚えておきましょう。
まずは簡単に各部分の説明をいたします。

・襟羽……襟全体のこと。
・襟羽開き……第一ボタン付近の襟が開いている部分。角度で表します。
・襟羽長さ……襟羽の付け根から襟先までの長さ。
・襟台……襟を支えている部分。「台襟」や「襟腰」とも呼びます。
首と触れる内側が「カラーバンド」、外側が「ネックバンド」です。

襟の種類

襟には多くの種類がありますが、ここでは代表的なものをいくつかご紹介します。

・ルイジボレッリと言えば「セミワイドカラー」 
レギュラーカラーとワイドカラーのほとんど中間である、90度前後の襟羽開きをしているのがセミワイドカラーです。
「イングリッシュスプレッドカラー」の別名を持ち、その名の通り英国伝統のスタイルを持っています。
本格派のブリティッシュスタイルに抜群の相性を持つことは言うまでもありません。

・襟の王道! 「レギュラーカラー」
襟羽長さが70mm~75mm、襟羽開きが75度~90度、襟台の高さは30mm~38mmほどの最も標準的な襟です。
時代によって大きさは若干変わりますが、スーツやジャケットに合うベーシックなスタイルです。
ビジネスシーンで着用すると誠実な印象を出せるでしょう。

・大きめの襟が特徴の「ワイドカラー」
襟羽開きの角度が100度~140度前後と広くなっています。
レギュラーカラーよりもやや長い襟羽を持つので、首回りをすっきりと見せたい方にはおすすめです。
襟の開きが大きいためネクタイとの相性も良好です。
1920~40年代のファッションに大きな影響を与えたイギリスのウィンザー公が好んだことから、「ウィンザーカラー」とも呼ばれます。
このためイギリス調のスーツとの相性が良いです。

・アメリカントラッドの定番「ボタンダウンカラー」
大きさはレギュラーカラーとあまり変わりませんが、襟羽の先にボタンがついています。
1900年頃に登場したボタンダウンカラーはアメリカのアイビーリーガーたちに好まれ、アメリカントラッドとしてスタイルを確立させていきました。
ノーネクタイで第一ボタンを外しても、襟が自立するので清潔感のある印象は崩れません。
ビジネスシーンでもカジュアルシーンでも使い勝手の良い襟でしょう。

・トレンドになりつつある「ホリゾンタルカラー」
ホリゾンタルは「水平」を意味しており、襟羽開きが水平に近いことから名づけられました。
ネクタイを着用するときは大きめの結び目のウィンザーノットにすると上品さが際立ちます。
イタリアのメンズに人気が高く、しっかりとした体型のスポーツ選手などが着用している傾向があります。
日本でも人気が上昇しているので、いまおすすめの襟です。

シャツは「襟」でも楽しめる!

シャツは「襟」でも楽しめる!

一口に「シャツの襟」といってもデザインで全く印象が異なり、使うシーンも変わってきます。
襟の種類を知ることでネクタイやジャケットなどに合わせられるコーディネートの幅も広がります。

以上で紹介した襟のほかにまだまだ襟の種類はたくさんありますので、自分に合った好みの襟をぜひ見つけてください!