ナポリシャツらしい独特な色気が漂うホリゾンタルカラー「NA35」
ご紹介するのは、現当主ファビオ・ボレッリがイチオシする「NA35」になります。NA35は、ドレス・カジュアル共通の衿型として開発されたホリゾンタルカラーです。衿羽根が水平に近い角度で開くホリゾンタルカラーのお手本とも言える衿型なのですが、やわらかめの衿芯(フラシ芯)が使用されているため衿羽根に自然なふくらみが生まれます。襟を正面から見ると、衿羽根がゆるやかなカーブを描いていることが分かります。このカーブが、ナポリシャツらしい独特な色気を生み出す大きな要因になっています。襟腰および前台襟はドレスシャツ同様の設計になっているので、くだけた印象になりすぎず、タイドアップしてもお洒落に決まります。もちろんボタンを外してラフに着てもOKです。クセがなくて合わせやすい、非常にバランスのいいホリゾンタルカラーだと思います。
“動きやすさ”と“美しさ”を合わせ持つ究極のスリムボディ「EV」
ボディ(フィッティング)は、ボレッリの新基軸「EVボディ(SLIM FIT)」になります。肩まわり、胸まわり、どちらもコンパクトな設計なのですが、従来のSNボディのようなタイトな作りではなく、多少の遊びが設けられています。このためストレスなく着られます。そのぶん背面ダーツによってウエストを絞り、セクシーかつスタイリッシュに見せています。アームが上付きでカマが小さめに設計されているので袖付けまわりに不自然なシワが生まれず、すっきりキレイに見えることもポイントです。熟練したシャツ職人の手縫いによるイセ込んだ肩と袖の後付けによって高い運動性を実現しているあたりに老舗カミチェリアの矜持が感じられます。“動きやすさ”と“美しさ”を合わせ持つ、究極のスリムボディになるとお考えください。
三者混が生み出す、しなやかで奥行きのある「コットンリネンウールツイル」
使用されている生地は、コットンをベースにリネンとウールをブレンドしたツイルになります。表面には細かな綾目が美しく浮かび上がり、無地でありながらも豊かな表情を感じさせます。さらに、ほんのりとした起毛感があり、見た目にもやわらかく、秋冬らしいぬくもりを添えています。色合いは、ライトグレーを基調に淡いブルーの糸を織り交ぜたニュアンスカラー。光の当たり方や見る角度によって、淡いグレーにもブルーグレーにも映る奥行きのある発色が、装いに洗練された印象をもたらします。コットンのやさしい肌触りをベースに、リネン特有のナチュラルな風合いと、ウールならではのしなやかさや上品な表情をプラス。カジュアルになりすぎず、イタリア生地らしい柔らかさと高級感を備えています。一枚で着ても存在感があり、ジャケットやニットのインナーとしても品よくまとまる、幅広いスタイルで活躍する生地です。
また、襟とカフスには、通常の約5mm幅のステッチではなく、生地の端ぎりぎりに針を走らせた繊細なコバステッチを採用。襟やカフスの輪郭がシャープに際立ち、カジュアルな素材感の中に、ドレスシャツを思わせる端正さと上品さを添えています。
ボレッリのカジュアルシャツには、洗い(ウォッシュ)が施されています。洗いを施すことで生地のコシが程よく抜け、独特なやわらかさと肌になじむタッチが生み出されています。面倒なアイロン掛けは不要。洗いざらしでカッコよく着ていただけます。