柔らかさと洗練された男らしさを合わせ持つロングピーコート「OT3014」

ご紹介するのは、永遠の定番アウターのひとつに数えられるPコート（ピーコート）「OT3014」です。デザインは、永遠の定番アウター「Pコート（ピーコート）」です。誰もが知っているピーコートなので、デザインについての説明は割愛させて頂きます。ピーコート＝カジュアル、学生っぽい、こんなイメージがあるかと思いますが、ボレッリのOT3014は巷に溢れるカジュアルなピーコートとは一線を画するスマートなスタイリッシュさが特徴です。定番のピーコートとの一番の違いはジャケットの上から着ても大人らしく着られる長めの着丈です。従来のショート丈ではなく、少し長めの着丈は、生地のドレ―プ感を生み出し上品な雰囲気を醸し出します。シルエットはスッキリとした印象で長めの着丈と相まって洗練された男らしさがあります。また、コートの顔でもある“衿型”にも注目していただきたいです。オリジナルのピーコートは幅広のリーファーカラーですが、OT3014はポロコートの衿型として知られる「アルスターカラー」に変更されています。月腰（台襟）が付くのでくだけた印象にならず、かっちり上品に見えることが特徴です。たかが衿型と侮ることなかれ。この変更によってコートで最も重要な顔部分が引き締まり、男っぷりが2割増ししていることをお分かり頂けると思います。

ヌメリのある手触りと上品な光沢を堪能できる「カシミヤウールメルトン」

使用されている生地は、最高品質のカシミヤとヴァージンウールから紡がれた細番手紡毛糸を密に織り上げた後、縮絨（フェルト化）することで防寒性を高めた“ライトメルトン”になります。巷に溢れる硬くてゴワゴワしたメルトンではなく、上品な光沢感のあるライトメルトンなので、厚み（膨らみ）があるにもかかわらず、すごくやわらかくて着やすいです。ビーバー仕上げと呼ばれる起毛加工が施されていることがポイント。表面に短い毛足（毛羽）があるので、エレガントな雰囲気でメルトンとは思えないような滑らかな手触りになります。

カシミヤとウール、半分ずつ混紡することで生み出された高級感ある風合いも見逃せません。風（冷気）を通さず暖かいのはもちろん、丈夫で型崩れしにくいので長く愛用して頂けます。最近ではコート地も化繊混紡のものが増えましたが、やっぱり天然素材100%はいいですよ。お値段以上の満足感が得られることをお約束します。

余談ですが、ボレッリが使用する生地は、ほとんどがイタリアの高級毛織物産地・ビエラ地区の名門ミルのものです。代表的なメーカーを挙げると、エルメネジルドゼニア、ロロピアーナ、カノニコ、ドラゴなどです。生地の織りネームは付きませんが品質の高さは折り紙つきです。